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ローマの街に行ってきましたよ~₍₍ ᕙ( ˆoˆ )ᕗ⁾⁾
「ローマは一日にして成らず」という言葉がありますが、街全体がまるで博物館のようなローマ。見所が満載すぎて、ガイドブックを読みながら、どのようなプランにするか正直悩みました。
❶ ほっこりローマの休日プラン: アン女王と新聞記者ジョーがお忍びデートした場所を巡るプラン
❷ 過激にジョジョの奇妙な冒険プラン: ジョセフやジョルノが戦いを繰り広げた戦闘地を巡るプラン
❸ 王道のローマ帝国周遊プラン: パクス・ロマーナを築いたローマ皇帝ゆかりの土地を巡るプラン
色々と悩んだ挙げ句、今回は王道の古代ローマ帝国プランに決定しました。ジョジョ好きな筆者としては、苦渋の決断でしたが、事業承継の仕事に携わる身としては、妥当な決断だったと思います。
なんせ、一つの都市国家として出発したローマは、王政・共和制・帝政と変化しながら、ビザンツ帝国も含めれば、2200年の長きに渡って存続した都市であります。仮に、ビザンツ帝国を含めなかったとしても、紀元前753年に狼に育てられたロムルスによる建国から、476年に滅びるまでの都市国家ローマは1000年あまり続いています。長らく反映したローマの歴史から、事業承継のエッセンスを少しでも学んでいきたいものですね。
さて今回は、ローマを語る上でも特に欠かせない英雄ユリウス・カエサルとその後継者オクタヴィアヌスについて、探っていきます。
そもそも、現在の暦の基礎を作ったのが、かの英雄ユリウス・カエサルです。それまでヨーロッパで使っていた暦は、一年が355日でした。あるとき、カエサルはエジプトの暦が365日であることを知り、ローマでも採用することにします。これを、ユリウス・カエサルの名前から「ユリウス暦」と言うようになりました。エジプトの女王クレオパトラの愛人だったカエサルだからこそ、知り得た情報だったのかもしれないですね。
ユリウス暦を導入当初は、365日を単純に12で割って、奇数月を31日(大の月)、偶数月を30日(小の月)とし、残った12月の日数を一つ減らして29日としていました。当時は、とても規則的な暦だったのです。
それが、二人の英雄のわがままのせいでおかしなことになってしまいます。カエサルとオクタヴィアヌスです。
カエサルは、自分の誕生月である7月をユリウス(英語でジュライ・July)に変え、オクタヴィアヌスが、8月を称号であるアウグストゥス(英語でオーガスト・August)という名称にしたのです。
その名残は、現在の暦にも残っています。まずは、ラテン語の意味をみていきましょう。7を表す言葉はseptem、8はocto、9はnovem、10はdecemです。
ラテン語の意味と実際の暦を見比べてみると、二月ずれていることがわかりますよね。ちなみに、タコをオクトパス(Octopus)というのは、8本足の8を表すoctoという言葉からきています。
しかも、日数の方も、本来8月は偶数月なので30日のはずなのですが、「なんだかカエサルに負けてる感じがする」という思い込みにより、8月も31日にしてしいました。オクタヴィアヌスは、月の名称だけではなく、日数までも変更してしまったのです。
『西向く侍(にしむくさむらい)』と覚えた方もいるかもしれませんね。 二月・四月・六月・九月・十一月、該当月が「小の月」となる語呂合わせ。
「西向く」=「二(に)・四(し)・六(む)・九(く)」まではわかりますが、「十一」を「士」にして、「さむらい」と読ませる粋な演出が光ります★
そんなこんなで、現在の暦(グリゴリオ暦)も、ローマの二人の英雄の身勝手のおかげで不規則な暦となり、そのまま継承されてきたのです。逆に言えば、そんなわがままが許されるほど、絶大な権力を有していたのが、カエサルとオクタヴィアヌスという見方もできますね。
続いては、悲劇な死を迎えたカエサルと、初代皇帝となったオクタヴィアヌスの権力に対する考え方の違いに迫っていきたいと思います。
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